ライブ中に歌手が付けてるイヤホンってどんな意味があるの?

ライブに参加すると、
アーティストが耳にイヤホンをつけているのを見たことはありませんか?

アーティストによってはキラキラにデコレーションしていたり
オリジナルにアレンジされていておしゃれですよね。

あのイヤホンからはどんな音が聞こえるのか疑問に思ったことはありませんか?

歌手がつけるイヤホンの大切な役割をお教えします!

そもそもあれはイヤホン?

歌手がつけているイヤホンは
「イヤーモニター」通称「イヤモニ」と呼ばれるものです。

客席では音楽と歌声が合わさって聞こえますが、
スピーカーは客席を向いているためステージ上の歌手には
音楽はもちろん自分の声はほとんど聞こえません。

また広い会場では音が拡散され、
耳に入る音楽が遅れて聞こえたりリズムが乱れたりします。

そのような環境で歌う歌手を支えるのがイヤモニです。

イヤモニからは演奏の音を上手くミックスさせた音声と、
ときにはメトロノームの音が聞こえています。

歌手はそれを聞きながら歌うことで、
一定のテンポを崩さず演奏とも合わせて歌うことができるんです。

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他にもいろいろな役割が!

モニタースピーカーの補助として

本番中はモニタースピーカーという機材もイヤモニと同じ役割を果たします。

歌手の足元にあって歌手の方を向いているスピーカーです。

しかしこれだけでは、
歌手がモニタースピーカーの前から移動してしまうと、
音楽がズレて聞こえてしまいますし、
歌手が客席へダイブしようものなら歌うことはできません。

イヤモニはそんなモニタースピーカーの弱点をカバーしてくれます。

2000年代に入ってイヤモニが普及し始めたことで、
歌手はステージ中央を離れて動き回り、その場で歌うことができるようになったのです。

進行などの打ち合わせで

スタッフ同士のやり取りは、歌手はイヤモニを使って行います。

リハーサルやマイクテストはもちろん、
本番中の時間管理もイヤモニを通して歌手に伝えられます。

お客さんが入って雑音も多い会場内では欠かせない機材ですね。

歌手の耳への負担を減らす

イヤモニは歌手の耳に合わせたオーダーメイド品です。

そのため音の遮音性もかなり高いです。

本番中はお客さん同様大音量の音が歌手の耳にも入ってきます。

耳を大事にしなければいけない歌手にとってイヤモニは、
騒音から耳を守ってくれる耳栓の役割も果たしてくれてます。

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プロじゃなくてもイヤモニは買える?

プロのアーティストが使うイヤモニは、
オーダーメイドや高性能のものが多く、
5~20万円が相場といわれています。

しかし最近では 1万円ほどで手に入るイヤモニもあります

普通のイヤホンでは耳の形が合わず取れやすいという方や、
雑音の中で集中したいときなどに使えます!

まだまだ一般人には普及していないイヤモニですが、
耳を守るという観点からは最も高性能なイヤホンなのかもしれませんね。

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まとめ

  • アーティストが付けているイヤホンは、イヤモニと呼ばれる機材のひとつ
  • 歌手が演奏に合わせて一定のテンポで歌うのに役立つ
  • スタッフ同士の打ち合わせにも使われる
  • 爆音から耳を守る役割も
  • 一般人でもイヤモニは買える!

イヤモニはライブだけでなく
演奏の収録でも使っているアーティストは多いです。

プロとして高いレベルの演奏を届けたいという気持ちだけでなく、
音楽をする上で大切な耳を守る役割を果たしてくれているんですね。

またライブに行ったときには
そういった歌手の機材やアイテムにも注目してみてください!

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